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住谷知厚の教育について考えるブログ

ワクセルの総合プロデューサーとして、コラボレート通して人に夢を与え続けます。 https://waccel.com/sumitanitomohiro/

神センスな日用品!「紙」を使った環境啓発デザイン3選

こんにちは!

住谷知厚です。

 

いま、SDGsや環境改善に取り組む企業が増える中、「素材」のあり方や使い方も大きく変わってきています。



その中でも、特に注目されているのが、「紙」です。

リサイクルや加工が容易で、印字や形状を変えれば、たくさんの用途で利用できるというメリットがあります。



今回は、家の中でも多く見かける「紙」を利用した、環境啓発に関するユニークなデザインについてご紹介します。



ぜひ家族や友達と、再利用や環境負荷を考えるきっかけとしてみてください。

 

 

◇◇◇




1.「色」で環境危機を伝える切手

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※下記ニュースサイトより引用



手紙や封書の郵送に欠かせない「切手」

オリンピックやキャラクターとのコラボもある切手、世界中のいろんな切手をコレクションしている方もいるようです。



そんな中、フィンランドで変わった仕掛けがしてある切手の発行を開始しました!

鮮やかなデザインの切手には、温度によって変色するインクが使われており、人の体温でデザインの変化を楽しむことができます。



「赤」の鳥の絵柄では骨が表れ、多くのフィンランドの固有種が気候変動によって絶滅の危機にさらされることを示唆しています。

「青」の雲から雪が降っているデザインは、雷と雨に変わり、冬の積雪が失われることを表現しています。

「緑」の人が移動するようなシルエットが描かれたものは、気候変動によって多くの人が母国を離れ、移住しなければならなくなることを表現しています。



デザインしたのは、フィンランド企業の「BERRY CREATIVE」

「切手とは違って、実際には気候変動の影響は元に戻りません」と彼らは語っています




◇◇◇




2.プラスチックを「紙」に変換!?

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※下記ニュースサイトより引用



とっても便利な素材「プラスチック」

これまで、さまざまな商品に使用され、僕たちの生活を支えてきた半面、製造や廃棄のときに発生する環境負荷が、問題視されてきました



僕たちにとって身近なアイテム「カミソリ」も、同じくプラスチック製のものとして普及していますが、「紙製」のカミソリがあることをご存知でしょうか?



刃物メーカーの「貝印」は、使い捨てカミソリ分野において30年までにCO2排出量の半減を目指すことを発表、SDGs推進の一環として2021年春に「紙カミソリ」の販売を決定しました。



紙のハンドルと金属の刃で構成され、ハンドル部分は組み立て式で、かさばらない平らなパッケージを採用しているそうです。

貝印は、他にもムダ毛処理に関する多様性を謳った広告など、ユニークな企画を打ち出しているので、ぜひチェックしてみてください!




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3.経済ではなく「環境」のコストがわかるレシート

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※下記ニュースサイトより引用



何かものを買う時に、必ずついてくるのが「レシート」

買ったものの小計や発生ポイントなどが記載されているものが一般的ですが、ここに記載されている値段は、あくまで「経済的にかかったコスト」です



一方、スウェーデンのメンズウェブランド「Asket」は、「環境的にかかったコスト」を記載したレシートを制作しました!

「The Impact Receipt」というキャンペーン企画の一環として行われたもので、値段ではなく実際にかかる環境負荷を書き込むことで、消費者に「責任ある買い物」について考えてもらう意図があるといいます



レシートには、購入したアイテムの「原料生産、素材製造、製品製造、仕上げ、輸送」などの各工程における、「CO2インパクト(kg)、水(㎥)、エネルギー(mJ)」が記載。そして、合計部分には商品の「真のコスト」と印字されています。



「Asket」の公式サイトには、以下のようにメッセージが記載されています



サステナビリティ”をスキップ。 変化の“責任”を持つことにトライ。

 

これらの事実をあなたと共有します。あなたは、身にまとう衣服の真のコストを知る必要があるからです。得体の知れないものを口に入れないのと同じように、服でもそうすべきではありません。その行為は、無責任です。

 

The Impact Receiptは、単なる取引ではなく、ASKETの商品にお金をかけるときの合意を意味します。 自分の持っている影響を知ってください。買う量を少なくし、 一つの製品を長く使ってください。

 



◇◇◇




以上、ユニークな環境啓発デザイン3選でした!



見た目、機能性、環境負荷について考えられた「一石三鳥」なデザイン、SDGsに取り組む僕にとっても、素晴らしいものだと感じました!



また、「紙」というエコな素材を使って、身近な日用品に環境保護のメッセージを込めるとう点も、とても面白いと思います



こういう視点で買うものを選べば、地球環境に貢献できるだけでなく、一緒に暮らす家族や子供と、これからの地球環境を考えるきっかけにもなりそうですね!



今日はここまでです♪




《引用元》

気候危機を伝える。体温で絵柄が変化するフィンランドのアート切手

https://ideasforgood.jp/2020/11/04/berry/

 

貝印SDGsの一環で紙カミソリを開発 「いい刃の日」に特設サイトも

https://news.yahoo.co.jp/articles/7d9bf0f0cb9268d8775fc4d85da72f8521c6f6bd

 

衣服の値段ではなく、本当の環境コストが書かれたレシート

https://ideasforgood.jp/2020/10/14/impact-receipt/



住谷知厚(すみたにともひろ)